インターネット創作研究
層雲自由律誌とトピックスご紹介

層雲自由律 最新号 紙面ご紹介(一部)  
 
作品抄 編集部薦(p2掲載)

■砂へ。ここにしかない忘却の破片 近木圭之介
■時をからませ指を流れる一つの問い 近木圭之介
■同じ時間に同じ顔となる 小池能通
■詩人が持ち歩く空っぽの「どか弁」 いまきいれ尚夫
■おやゆび、たんたんとたんりつ 新城宏
■頭下げることの安さ知っている顔だ 小玉石水
■七三に構えてさびしい笛を吹く 青木久生
■肖像画 こちらを見詰める視線にたじろぐ 植原宮子
■言うべき事を会った時言い忘れた 中根喜代
■隠れてもみえているあなたはだーれ 比田井一歩
■カッコウカッコウわたしぶかっこう 南沢延江
■小さな悩みに帽子かぶせて陽の下あるく 久光良一
■ワールドカップ=カラフルな代理戦争 田中むつこ
■飛躍する夏へ燃える心まだ八十八才 西川ふじ子
■子よ原爆図写せ、何かが見えてくる 伊藤完吾
■野分けの風は モノクロで 裸婦幻想 もりたえいいち
■花火連発 絵筆自在な空の画布 清水八重子

ひとこと
俳誌「層雲自由律」は隔月に発行していますが、NO.62の掲載内容を一部ご紹介して おります。 自由律は格式にとらわれず、作者各々がより深い自然を詠み、より広い社会との繋が りを作品に取り入れていくすばらしい魅力を秘めています。 私たちは、日常生活の中で、感じ得たものを言葉という形に表現するすばらしさ、さ らには「創り研く」ことから、自らの新しい発見と心の豊かさを築くことになるでしょう。